閉経とダイエットの関係に注意!女性ホルモン低下すると内臓脂肪が増える。更年期前との違いを解説します。

こんにちは。ダイエット専門パーソナルトレーニングジムの「RITA-STYLE(リタスタイル)」です。
閉経とは卵巣が活動しなくなり、月経が永久に停止した状態を意味しています。
人により時期は異なるため個人差はありますが、閉経は50歳くらいで迎える人が割合的に多い傾向です。
いわゆる更年期に入ると脂肪がつきやすくなり、痩せにくくなるためダイエットも成功しにくくなるのもこれが理由。
なかでも上半身に内蔵脂肪がつきやすく、ただ太るだけでなく心臓病などを引き起こす可能性がゼロではないため注意しなければなりません。
閉経とダイエットの関係を理解し、適したダイエットを実行することや食生活の見直しをしてください。
リタスタイルでは無料カウンセリングも実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
目次
閉経とダイエットの関係とは?お腹が太る「更年期太り」になりやすくなる

閉経後は女性ホルモンの減少やストレスなどが関係し、上半身に脂肪がつきやすくなるため今までよりもカロリーを意識しなければ太りやすい体に変わります。
閉経を迎えるにあたり、太らないためのメカニズムを理解しておきましょう。
女性ホルモンが減って太りやすくなる「更年期太り」になる
閉経後は女性ホルモンが減少することで太りやすくなります。
その理由は、閉経を迎える時期になるにつれて女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌が減るためホルモンバランスの乱れが生じ、更年期障害の症状が出やすくなるからです。
エストロゲンには中性脂肪などの蓄積を抑制する働きがありますが正常に機能しなくなるため脂肪代謝が悪くなります。するとホルモンバランスが崩れてしまうことから、いわゆる「更年期太り」を引き起こしてしまうのです。
脂肪代謝が悪くなると太りやすく痩せにくい体になるため、更年期太りに悩まされている人は少なくありません。
「おばさん体型」と違い上半身に内臓脂肪がつく「リンゴ型体型」になる
上述したように閉経を迎える時期になると更年期に差し掛かることから、上半身の内臓脂肪がつきやすいです。
そのため、お腹・脇・背中・二の腕に脂肪が溜まりやすい「リンゴ型体型」となりますが、よくリンゴ型体型と比較されるのが洋ナシ型体型の「おばさん体型」で、別名「皮下脂肪肥満」といわれています。
おばさん体型は下腹が出たりお尻や脚に脂肪が溜まり洋ナシに似た形をしていることから名付けられたもので、悩んでいる女性は少なくありません。
他にも筋肉が付きにくく太ると痩せにくいバナナ体型もあり、それぞれに特徴があります。リンゴ型体型は基礎代謝が低く、ダイエットをしてもリバウンドしやすい点が特徴です。
年齢的にも筋力が低下して、カロリーを抑えなければ太る
日本女性が閉経を迎える平均は50歳あたりと説明したように、年齢的にも筋力の低下がみられます。
筋力が低下するとともに基礎代謝も悪くなるため、若いころと同じ量を食べていると太る一方ですので、食事をする際はカロリーを抑えなければどんどん太るため注意してください。
イライラも原因に!自律神経の乱れが肥満を招く
更年期に差し掛かると上述した筋力や基礎代謝の低下だけでなく、ストレスも太りやすくなる原因です。
更年期は女性ホルモンのバランスが崩れることから自律神経にも乱れが生じ、今までよりもイライラすることが多くなるといわれています。
自律神経が乱れると甘いものが食べたくなる、食欲が急激にわいたりなくなったりとムラが発生するため過食になるという症状がみられることから肥満を招くことも少なくありません。
ストレスが溜まるとさらに女性ホルモンの乱れは悪化するため、太りやすくなる一方なので食事を摂りすぎてしまう裏にはイライラが関係していることを理解しておいてください。
閉経とダイエットの関係で知っておきたいリスク!内臓脂肪型肥満は命の危険がある

閉経を迎えると、更年期に差し掛かっていることから痩せにくく太りやすいと説明しましたが、ただ太ってしまうだけでなく健康面におけるリスクが生じます。
いわゆるおばさん体型は内臓脂肪が多いのが特徴。
そして、内臓脂肪が多いと心臓病を発症することがあり、場合によっては死亡する可能性もゼロではありません。
内臓脂肪肥満は危険を伴うことと理解し、適切なダイエットでリスクを回避してください。
閉経後の内臓脂肪型肥満は、心臓病などの死亡リスクが高まる
心臓病は日本人の死亡原因で2位となる危険な病気です。
内臓脂肪が多いと動脈硬化が進行しやすくなるため、狭心症や心筋梗塞を引き起こす可能性が考えられます。
体重は正常値でも腹部が肥満だと危険
例え体重が平均的な数字で正常値であっても、腹部が肥満であれば危険です。
内臓脂肪肥満は心臓病を引き起こす第一の危険因子といわれており、これに高血圧や高血糖などが加わると心臓だけでなく脳にも悪い影響を与えかねません。
普通体重と腹部肥満は最悪の組み合わせといわれているため、平均体重と変わらないからと安心しないでください。
適したダイエットでリスクを回避する必要がある
内臓脂肪肥満は命の危険があることから、適切なダイエットにより回避しなければなりません。
食事を考えることはもちろん、適度な運動を取り入れて体を動かしてください。
また、ストレスを緩和させることもダイエットには重要。自分がリラックスできる方法を把握しておくことも大切です。
閉経とダイエットの関係、効果的な対策とは?脂肪の落とし方のポイントは有酸素運動!

閉経後は痩せにくい体になるため、ダイエットをすることは難しいと考えている人は少なくありません。
無理なダイエットは続かない可能性が高いため、効果的な方法を取り入れることが重要であり、食生活を見直してカロリーをコントロールすること、有酸素運動を実施することで脂肪を落とせます。
継続することが鍵となるため、適切な方法を把握しておきましょう。
食生活を見直してカロリーコントロールする
上述した通り、閉経前後など更年期の時期に差し掛かると筋力や基礎代謝の低下がみられるため食事を意識しなければ太る一方です。
ダイエットの基本はカロリー制限です。まずは食生活を見直してみてください。
ダイエット方法として流行っている糖質制限ももちろん効果はありますが、結局カロリーが変わっていなければ意味がありません。
食生活では「総カロリー」を変えることを念頭に置き取り組んでください。
内臓脂肪には有酸素運動が効果的
内臓脂肪を減らすには有酸素運動がおすすめです。有酸素運動はウォーキングやランニングが代表的で、最近ではヨガも流行しています。
有酸素運動は20分以上継続して実施することで脂肪を燃焼するため、内臓脂肪を減らすうえで効果が望めるでしょう。
長く継続できる運動と食事が改善の鍵
ダイエットは無理なメニューで実施すると継続させることは難しいため、軽めの運動や取り入れやすい食生活などから始めてみてください。
上述したように有酸素運動をする際は、20分程度を経過した段階から脂肪は燃焼しますから、それまでにやめてしまうと何も効果がみられないため、無理なく続けることが大切です。
運動が重要!エアロバイクなら膝の負担も少ない!
ここまでで理解できたように、内臓脂肪を減らすには有酸素運動が重要です。
あまり運動していなかった人がいきなりハードなメニューをこなすのは物理的に難しいため、徐々に負荷を与えていくイメージで行動しましょう。
急な運動は危険!まずは軽いウォーキングから始めて様子を見る
普段から運動をしていない人は、いきなり激しいメニューを取り入れるのではなく軽いウォーキングから始めてみてください。
年齢や持病などにより、急な運動は心拍数を一気に上げることからリスクを伴う可能性があるので一緒にウォーキングをする人がいる場合は、会話をしながら楽しめるレベルがおすすめです。
膝の負担が少ないエアロバイクがおすすめ
年齢とともに筋力が低下するため、膝の痛みを抱えている人は少なくありません。
そこで取り入れてほしいトレーニングがエアロバイクを活用したもので、脂肪燃焼効果が非常に高く膝への負担も少ないことからおすすめされています。
ウォーキングやランニングは膝を伸ばし切りますが、エアロバイクではそれがありません。
また、足が地面につかないことも膝への負担の軽減に繋がるため、痛みに悩まされている人は適していると言えるでしょう。
イライラ解消も必要!好きなアロマでリラックスしよう!

更年期の人が太る原因としてストレスによる自律神経の乱れが挙げられます。そのため、イライラを解消することは非常に重要です。
アロマによるストレス解消や、食事でもイライラを抑制させるものがあることを把握しておきましょう。
好きな香りのアロマでリラックスする
ストレスを軽減させるには、好きな香りをかぐことが効果的です。
香りは人間の心身に働きかける要素といわれており、アロマを活用してリラックスする人は少なくありません。
部屋でアロマをたいたり、アロマバスにしてみたりと方法はさまざまなので、自分が取り入れやすいやり方で気持ちを落ち着かせてください。
食事でイライラを解消!アロエ・セロリ・トマトが効果的
ストレスは食事でも軽減することができます。なかでもアロエとセロリ、そしてトマトが効果的で、これらは漢方の世界でイライラを落ち着かせる効果があるといわれており、摂取しやすいことから人気があります。
少量でも構わないので、毎日の食卓にプラスをしてストレスの軽減に努めてみてください。
閉経でお腹が太る「更年期太り」には、効果的な脂肪の落とし方を実践して対策しよう!
閉経は女性ホルモンの減少により脂肪がつきやすく、太りやすい体に変化する時期です。
- 上半身に脂肪が溜まりやすく内臓脂肪肥満になりやすい
- 内臓脂肪肥満は心臓病を誘発するリスクがある
- 有酸素運動を実施して脂肪を燃焼させることで痩せられる可能性がある
閉経後は自律神経の乱れなどから太りやすく痩せにくい体になりがちです。
いきなり無理な運動を始めるのではなく、ウォーキングやエアロバイクなどの有酸素運動を実施して徐々に運動量を上げていくことを意識してください。
また、食生活も見直し総カロリーを低くすることで、効果的なダイエットに繋がります。